MAKIKOコラム

魂の使命…軽々しくは口に出せない、少し重たい言葉に感じます。

「私の魂の使命を知りたいんです、教えてください！」という方がいます。
熱意は伝わるけれど、魂の使命というのは、人に教えてもらうものなのだろうか…
といつも感じます。
そして、その人の使命は本人以外、誰もわからないものだと思います。

「魂の使命」と感じるものは、
その人が、こころのままに行動をおこした時に、初めて近付き、
「やはりこれだったのだ」と確信できるものなのではないでしょうか。

少なからず、沸き上がる思いや、使命と感じるものがある。
でも、自分にはそれでいいのか、それがそうなのか、正しいのかはわからない。
だから、人に教えてもらいたい…。
それから行動してみようかな…。
結局は、怖れや甘え、依存の意識の表れなのだと思います。

もしそこで、
「あなたの使命はこうなのです」と言われたら、
自分自身が言われた言葉を、背負うようになってしまうのではないしょうか。
人に人生を左右されることになってしまうのでは。
もし、その通りに使命を全うできなくなれば、苦しく、自分を追いつめることになるのではないでしょうか。
生きることに希望を見いだせなくなってしまうのではないでしょうか…。

もし、使命があったとしても、誰も決して背負ってはいけないし、
自分の人生を作る権利は、自分にしかないのだから。
全て自分で決めればいいことなのです。

私が、自分自身に感じる使命があるとしたら…。
それはひたすら自分らしく生きること。
命と肉体を味わい、人生を全うすること。
愛する人達と調和し、いつまでも希望を持ち続けること。
ただひたすら愛される存在なのだと受け入れること。
どんな私も受け入れ続けること。

真実は、常に自分の中にしかなく
考えやこころに沸き上がる思いは、行動をおこした時に、
初めてかみあっていくように感じます。